夏のインターンに全落ちした話
7月26日、某大手企業からメールが来ていた。
「インターンシップの面接結果のご連絡」
あ、落ちたな。
メールを開かずとも結果はわかった。
わたしには8年に渡るジャニオタ生活により、メールの件名だけで大体内容を察する能力がある。
まさかこんな形で役に立つとは、と思いながらメールを開くとやっぱり結果は「不合格」。
これでエントリーしていた5社すべてのサマーインターンシップに落ちました。
ふと友達が言ってた言葉を思い出す。
わざわざ大阪に面接いったのに落ちたら交通費返してくれって思うわ〜
別の友人はこう言ってた。
やっぱり落ちたら焦るしすぐに次のインターン探し始めるねん
わたしはと言うと、全くそんな感情が生まれてこなかった。
夏休みどうやって過ごそうかな〜って思いながらテレビ見ながらポテチ食べてたくらい、悲観的な感情は出てこなかった。
寧ろ、心がふわっとした気がする。何かから解放された感じがした。わたしってすごい自由に夏休み過ごせるやん!
その時に、アッと思った。
わたし、インターンに対して全然ワクワクせえへんかったな。
基本的にわたしは物事を決めるとき、「ワクワクするかどうか」を考える。
面白い!やりたい!参加したい!会いたい!自分の中でビビッと来たものは大体「ワクワク」するから、自分の時間を割いて行こうと思う。
それが例え宮城県の山奥で電波の繋がらないところであっても、知らない人しかいないところであっても、「ワクワク」があるならわたしは飛び込んで行く。
だって、絶対楽しめるもん。
わたしいまいい時間過ごせてるなーって幸せになるもん。
そこに向かう労力なんて考えなくなるくらい、「ワクワク」には運命的なものを感じる。
振り返ってみると、エントリーする企業を決めたとき、企業での選考を受けているとき、わたしは「ワクワクするかどうか」で判断してなかったことに気づいた。
9割の学生が「シュウカツ」を行い企業に入るような大学・学部にいるからか、「そろそろインターン考えなあかんな」という空気感が蔓延し始めた6月。
友達が続々とマイナビやリクナビの会員登録をし、インターンにエントリーする姿を見て、「まあとりあえずエントリーしてみるか」と思って学校のパソコンルームでポチポチした。
ぶっちゃけ企業で働く自分の姿が全く想像できなかったし、そこが自分の強みを活かせる場所やとも思わなかったし、でもまあ行ったらなんか変わるのかなーって思った。
全く期待してなかった訳ではないけど、「ワクワク止まらへん!!行きたくてたまらん!!新幹線のチケットおさえとこ!!」みたいな感情はなくて、インターンが自分にとってそこまでプラスになるものになるんかなあって思った。
もうここがサマーインターン全落ちに繋がったんだろう。
「まあ行ってみるか」程度で決めたものに本気で向き合えるわけはない。まあ気の抜けたESを書いて、まあクオリティの低い課題を提出してた。見返してみたらまあひどい。普段完璧主義のわたしが出したとは思えないレベルだった。
もう「ワクワクするかどうか」をしっかり考えて行動すること、が本当に大切だなと痛感するしかなかった。やりたい!と強い思いがないと、謎に時間と労力を使うだけで、相手にも時間を使わせるだけだ。
「ワクワクするもの」に対して全力になろう。
そう思った。
まあでも考えてみると、物事を選ぶときに大事にしたいことを再確認できる機会になったなあと思う。3回生の夏に立ち止まることができたってことは、次からきちんと向き合えるようになるってこと。残る1年半の大学生活を、満喫できる気がした。
というわけで、8月1日から9月24日までの夏休み、長期の予定がないからスケジュール真っ白です。
人生でこんなこと初めてで、なぜか急に楽しくなって来た。ポジティブなわたし最高か!!
「ワクワクするもの」は実は身の回りにいっぱいあって、すぐに拾える気がする。
まあ実際「あー夏休みどうやって過ごそう〜」ってツイートした30分後には、あるイベントの運営スタッフすることが決まって秋以降忙しくなることが決まったし。
ほら結局、参加したい!面白い!と思うものに出会えたら、速攻連絡とって「やりたいです!!」って言うものなんやって。
わたしがいま1番いい時間過ごせてるなー幸せやなーって思えることを何よりも大事にしたいから、わたしは「ワクワクするもの」を探し求めていこう。
イベントでも、バイトでも、ジャニオタでも。「ワクワクするもの」をやりこむぞー!!
だって、せっかくの夏休み、思い存分満喫したいからね。
おわり。